データマイニングとは、購買などのトランザクションや移動などの行動に伴ってリアルタイムで収集されるビッグデータなど、多種多様な大量のデータから意思決定や政策立案に役立つ情報を発掘(マイニング)する手続きのことを意味します。
 データマイニングでは、大別して、知見に基づく仮説検証型とデータの持つ特徴をグラフィカル処理の助けを得て探っていく探索型のアプローチがありますが、本講義では、簡単なクリック操作でビッグデータのグラフィカル処理を含めた解析が行えることで定評のある統計解析パッケージJMP(ジャンプ)を利用して、JMPのサンプルデータを用いながら、関連科目で学んできた手法の復習から始めて、データマイニングに利用される様々な手法の考え方と活用方法を演習を交えながら解説します。

 本年度は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、遠隔講義で行うことが余儀なくされ、また諸事情で木曜日の4時限目にリアルタイムで受講生の皆さんと同期してのオンライン講義(同期型講義)はできなくなりました。

 同期型講義の代わりに、事前に私から講義に関連する資料を配布しますので、受講生は、配布資料に基づき、翌週の指定時間までに、インターネット上で調べたり、自己所有のPCにインストールしたJMPを用いて各種課題を実施し、レポートを提出し、そのレポートに私からコメントを返すことで授業目標が達成できるようにするとともに、成績評価を行います。

 第1回講義ではJMPは使用しませんが、第2回講義からはJMPを使用しますので、第2回講義までには、JMPのインストールを完了しておいて下さい。