授業概要:基礎物理学IIで学習した電磁気学の基礎を、ベクトル解析の手法によって再構築し、微分形のマクスウェル方程式の数学的・物理的意味を理解し、専門科目「電磁気学1,2」への橋渡しとする。線形空間論、ベクトル解析、一般座標系とテンソル、偏微分方程式とグリーン関数などの数学ツールも扱う。

到達目標:ベクトル解析に習熟する。スカラー場の勾配、ベクトル場の発散や回転の概念が理解できる。微分系のマクスウェル方程式の意味が理解できる。座標変換、ベクトルやテンソルなど、物理を記述するための数学を無理なく扱えるようにする。